兵庫県で介護職として再就職する際に押さえておきたい支援制度が、兵庫県社会福祉協議会が手掛けている介護職員等再就職準備金です。

介護福祉士などの資格を持っており、かつ1年以上の実務経験と3ヶ月以上の離職期間がある介護士が兵庫県の介護施設に再就職する場合、介護職員等再就職準備金の対象になります。
介護職に限らず、何らかの理由で離職期間がある人が再就職に向けて就職活動を始める際、お金の負担に悩まされることは珍しくはありません。近場で就職先が見つからないため引っ越す場合の費用や、子供を預けるためにかかる費用なども代表的です。
さらに、介護職の場合は、講習会の参加にかかる費用や勉強に必要な書籍の購入にかかる費用などが上乗せされる可能性があります。再就職したいのに金銭面が理由で再就職をためらっている人を助けるための支援制度が、介護職員等再就職準備金なのです。
介護職員等再就職準備金は利子こそないものの、返済が不要な補助金や助成金とは異なり、いずれ返済しないといけません。ただし、兵庫県の介護施設に再就職後、在職期間が730日かつ従事日数が360日に達した場合は全額が返還免除となります。貸付額は最大40万円ですが利用用途には制限があり、生活費や自動車を購入するための費用には使用できません。兵庫県福祉人材センターに求職者登録をした後、兵庫県の介護施設に内定をもらえた場合、利用計画書などの書類を提出することで介護職員等再就職準備金の申請ができます。